トピックス:フォルトトレランス7

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原発は最も安全と思われていた

未来ある子供を守るために福島第一原発の事故に学びます・・・

「全電源の喪失は日本では考えられない」

したがって非常用電源まで含めたすべての電源が喪失する事態は想定する必要はない。

これは自らもっとも起こしたくない事故に対する備えを放棄する考え方です。

なぜ世界最高レベルを自負する日本の原発でこのような指針がまかり通っていたのでしょう。

政府と東京電力や原子力保安委員会まで含めて、メンバーは原子力を安全に推進する立場だけになっていたからです。
すでに世界最高水準に達しているという自負と自信が安全危機管理から遠ざかる方向へ向かってしまったのです。
絶対に起こしたくない危険を管理しながら、いつのまにか絶対起こるはずの無い事態は想定する必要がないと勘違いをしていることに気づかない組織に陥っていたと言わざるを得ない状況だったと思われます。
事故が全く起きていなかった状態に惑わされ、安全よりコストダウンや合理化に偏っていることに気がつかないまま改善に取り組んでいたことになります。

なれあいと揶揄される事態は全電源の喪失を想定しないことを認める理由を安全管理側が当事者の東京電力に求めていたことが象徴していると思います。
日本が誇った品質管理では作る側の設計と品質の管理側は相対する立場から製品を検査し、使い手の満足と安全を確保して出荷していたはずです。
ましてや安全管理では異なる立場での毅然としたチェック体制が維持される必要があったはずです。
あんなにも見事に合理的に原子力を進めるために理論武装していると、だれも基本的な事項は外部からは指摘すらできない状況に陥っていたと言われても反論は出来ないと思います。

子供を守るためには時に担任や専門職でもあえてそれがほんとうに子供を守るためになっているのか?つねに問いただす姿勢が欠かせないことをこの福島の事故から学ぶことができると思います。

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